Jプロツアーヒルクライム2連戦の第7戦富士山ヒルクライム(あざみライン)に参戦してきた。前回栂池ヒルクライムの反省を踏まえてレース全体で自分の100%の力を出す事に集中し結果は9位でゴール。雨の降る中でのレースだったが今の自分の力すべてを出し尽くせたレースだったと思う。
全長11.4kmで平均勾配10.5%、最大勾配22%という日本国内でもトップレベルの難易度とされる富士山あざみラインを使ってのレースが行われた。もちろん自分にとってこの場所でのヒルクライムレースは初めてだが、MTB時代にはここの上りを使ってインターバル練習をしていた懐かしの場所でもある。その時はMTB。今はROAD。ギア比も違えばバイクも違う。新鮮な気持ちでレース会場に足を向けた。我がチームにはこのあざみラインを知り尽くした森本選手がいるので彼から『走り方のコツ』をアドバイスしてもらい、1つの不安もないままにスタートラインに並ぶことができた。前回栂池ヒルクライムの反省から海外勢の強烈なスピードに序盤から自分の100%をぶつけない事。コース全体で自分の力を100%出すという走り方を意識しながらスタートまでの時間を過ごした。個人的にはTOJで日本人トップタイムをたたき出した飯野選手をターゲットにした。
J Pro Tour#7 Mt.Fuji Hillclimb
2013年6月16日
J Pro Tour#6Tsugaikekougen Hillclimb
2013年6月11日
Jプロツアー第6戦目となる栂池高原ヒルクライムレースに参戦してきた。梅雨に突入しているというのにレース当日は乾いた空気で快晴。絶好のレースコンディションの中レースが行われた。長野県栂池高原の坂道を使った全長17kmのコースを使ってのレース。同日に秋田県でタイムトライアルの全日本選手権も開催されているためチームは2つ分かれてのエントリーとなった。我がチームからは森本選手、遠藤選手、自分、原川選手の4人。
チームの戦略としては4名がポイント高配分の20位以内にすべて揃えてゴールすること、個人の目標としてはレベルが高い事はわかっているが優勝を目標にレースに臨んだ。身体の状態は好調。
今回のコースはスタート直後から斜度のあるコースだったのでスタートラインには1番最初に並んで高位置をキープ。MTBレースではポイント順で並んでいたが、ロードの場合は並んだ順なのでできるだけ前をキープしスタート直後の無駄足を防ぐのが狙いだ。
2013Tour de Kumano(4stage)
2013年6月 4日
J Pro Tour#4Gunma Cyclesportscenter
2013年4月29日
自分にとってJプロツアー2戦目となるJPT#4「群馬CSCロードレース」に参戦してきた。小雨、小雪の降る寒い中でのレースとなった。チームとして共通の認識をもってレースに臨むも大切な場面で自分の気持ちが付いてこず優勝争いに参加することなく25位でゴールとなった。
今回レース前にチームミーティングを行い、序盤の逃げに数名を送り込む事と、決定的な追走集団に入り有利な状況でレースを展開するという共通のチーム認識を持ってスタートラインに並んだ。スタート後、はじめの2周回は自分の経験不足から集団前方に位置する事ができず集団に埋もれる位置で周回をこなしていった。集団前方ではチームメイトがアタック&他チームのチェックに入っているのが確認できた。3周目から集団の前方に位置し、少人数の逃げを作るために『心臓破りの坂』、その後の
『ホームストレート』で積極的な走りを繰り返していく。レース前半チームメイトが集団前方に位置し「チームの意志」をハッキリと示すことができていた。しかし、決定的な逃げができないままレース中盤へとさしかかる。ここで澤田選手を含む3人の逃げが形成され1度メイン集団は落ち着きを見せサイクリングペースで周回を重ねていく。
J Pro Tour#1Ibukiyama Hillclimb
2013年4月15日
MTBからROADに転向してのデビュー戦となるJプロツアー第1戦伊吹山ヒルクライムレースに参戦してきた。結果は6位。終始落ち着いた心理状態の中スタートからゴールまで走り抜くことができたと思う。終盤の細かなペースアップを落ち着いて処理しそこから抜け出す力を付ける事で勝利が見えてくると感じたレースとなった。
レースは岐阜県伊吹山ドライブウェイという普段は有料道路でレースが行われた。通常のレースではコース試走を行いある程度のコース状況が分かった上でレースをするのが常だが今回はコースが一般の有料道路である事と冬季の閉鎖期間という事で参加者皆がコースを知らない状況下でのレースとなった。コースの状況はインターネットなどで公開されている2010年のレースをチームで確認してイメージを膨らます事で対応していった。今回の目標はJプロツアー初戦という事で自分の力を隠すことなく発揮しレースの最前線でレース展開する事を1つの目標としてレースに臨んだ。そして、ヒルクライムエースの森本選手を軸に登りに強いチームメイトとチーム力を発揮しチームランキング上位でゴールする事を目標とした。
JAPANseries#7 Final Hakuba
2012年10月29日
2012年Jシリーズ最終戦、そして自分にとって最後のMTB公式戦と決めて臨んだシリーズ7戦白馬さのさか大会は自分にとって最も思い出に残るレースとなった。結果は優勝。これ以上の成績がない状態でJシリーズ戦を卒業する事ができた。これまでのたくさんのサポート、応援に心より感謝したいと思っている。
今回の大会に向けてはじっくり調整して大会に臨むというよりはアジア選手権からの勢いを保ちながら大会当日を向かえたというのが正直なところだった。間にはJAPAN CUPを挟んだ事で生活のリズムが整わず、レース前の週は体調が悪く気持ちを前向きにする事でなんとか体調をキープしている状態だった。それでもレースまでの日々は大会での優勝だけを考え、ゴール後の喜びの瞬間を何度もイメージしていった。会場入りは大会前日の土曜日で昨年と変わったコース試走を入念にしていった。また決勝当日は雨が予想されたのでマッド状態になった時の事を考えながらの試走だった。身体は順調に回復傾向にあり、翌日のレースで力を発揮できる身体と心の状態にもっていけた。
大会当日は朝から雨が降り、バイクのタイヤ選択に悩まされた。硬く締まったジープロードが大半を占めるコースながら各所に泥のシングルトラックがあり、どちらを重要視するからで本当に悩んだ。しかもこれが最後のレース、最高のレースをしなければいけないという気持ちが余計に悩ませた。
2012Asia Championships Baskinta
2012年10月18日
選手兼監督という立場で参加した今回の2012年アジア大陸MTB選手権大会はこれまでの競技生活の中で特に思い出深い大会となった。日本選手団全員がメダル獲得、出場カテゴリーすべてでチャンピオンジャージを獲得、そして夢であった兄弟でのアジア選ワンツーを達成できた事にこれ以上の成績を今はイメージできないでいる。このメンバー、このスタッフとともに戦ったアジア選を一生の宝にしたいと思っている。
この大会については出発寸前まで開催があるのか分からない状態で準備を進めていった。実際2007年にこの大会は中止になっているし、本来ならば8月にこの大会が行われる予定が延期になってこのタイミングになっている。それでも、出場できる資格を獲得した事でこの大会に対するモチベーションはMAXになり、できるだけの準備を進めていった。アジア最強の山本兄弟を証明するために。これまでの2年間の活動で、アジア圏の各選手の実力は把握していて、十分に兄弟でのワンツーが可能だという自信が常にあった。大会前には弟の幸平がブラジルでのレースで体調を崩している事がわかっていたので、弟の体調が回復する事を祈りながら、何があってもどちらかがチャンピオンになる準備を進めていった。そして、今回はチームマネージャーとしての働きがあったので、チームがスムーズに動けるような準備も同時に進めていった。
JAPANseries#5 Fujimi
2012年9月18日
約2か月ぶりとなるJシリーズ第5戦に参戦してきた。結果は2位。今年前半戦ともにデッドヒートしてきたMERIDA斉藤亮選手が独走優勝。今回ははじめから1度も絡むことなく先行を許す形で負けてしまった。自分の優勝を信じて最後まで応援してくれた応援団、サポーターの皆には心から感謝したい。
今回のコースはこれまでのコースと約半分が変わりとても新鮮な気持ちで走る事ができた。平坦基調で踏み込む場所と、テクニカルな箇所が入り組みバランスの良いコースだと感じた。高速な展開になるとイメージしながらコース試走を繰り返した。レース当日、午前中に雨が降りコースが若干湿っていたが路面が硬くしまり走りやすい状態でレースが行われた。
スタート時間は12:45。秋を感じる涼しい気温の中レースがスタートした。スタートは荒れた路面でペダルキャッチがうまくできずに後退する形でレースが始まった。25番という声が聞こえたが焦ることなく自分のペースで前を追っていった。1周目はとにかく前を追って走る事に集中していった。先頭を見れば、斉藤選手がペースを上げているのが確認でき単独走行しているのが見えた。まずは追い付くためにプッシュする走りを続けた。1周目4位でクリアし、そのまま2周目に突入していった。順調に詰まる先頭との差に今後の展開を考えながらレースを進めていった。
JAPANseries#4 Fujimi
2012年7月17日
Jシリーズ第4戦目となる富士見大会に参戦してきた。前日から降り続いた雨でコースコンディションが難しく、タイヤセレクト、サスセッティングについてレーススタートの寸前まで微調整を繰り返しながらの参戦となった。レースはメリダ斉藤選手とのデッドヒートの末優勝することができた。苦手意識のある夏のレースで勝てたことで今まで以上に自信が湧いてきた。これまでの経験をフルに活かしてのレースだったのでゴール後はとてもスッキリとした気持ちになる事ができた。自分を隠さずゴールする事ができた。
レース当日。気持ちはとても自然な状態で朝を迎える事ができた。天候が不安定な事が分かっていたのでレース前のコース状況をサポーターと電話、写真を交えながら情報を得ながらレース前の時間を過ごしていた。今回は梅雨の期間という事もあり、ホイールは粘りの効く●スポークの物を用意しあらゆる路面状況に対応できる準備を進めた。レース前はポイントとなる下りの箇所の下見を入念に繰り返しコース中央のゲレンデの中でウォーミングアップをしていった。コースの下り部分はウェット状態だったが、前週のCXのレースでマッドレースを経験していたので何も不安要素がない状態でスタートラインに並ぶ事ができた。
JAPANseries#3 Hokkaido NISEKO
2012年7月 2日
地元北海道で開催されたJシリーズ第3戦に参戦してきた。結果は優勝。地元での優勝がこんなに嬉しい事だなんて知らなかった。ゴール後は喜びが身体の底から湧いてきた。たくさんの道産子応援団の前で勝てた事、両親の前で勝てた事、大好きな北海道のレースで勝てた事を嬉しく思う。そして、今回は最後まで一緒に戦った斉藤選手の意地を肌で感じる事ができた。レースすべてにエキサイトできたし、その中でうまく自分をコントロールすることができた。これが今回の勝因だと思う。
さて、レース当日は晴れ時々曇りという中で気温は20度少しと走りやすい気温のレース日和となった。ただ、風が強く平坦区間、ジャンプ区間ではこの風を意識しながら走る必要があった。コースは昨年とほぼ変更なし。細かな凸凹があるため、バイクセッティングには細かな所までこだわってセッティングした。
タイヤ空気圧、ホイールテンションを含め、メカニックと相談しながら決めていった。この日のために持久力の強化に努め、どのような走りでもできる身体作りに取り組んだ。スタート前のイメージライドではあらゆる走りができる精神状態に持っていくことができた。