140mmのバイクをここまでじっくりと時間をかけて乗ったことはない。
はじめて使うアイテムや、使い慣れたアイテム、進化を体感させられたアイテム、こだわりのフレーム構造を紹介していきたいと思う。
写真を交えて紹介していく。
まずはじめはROCKSHOXのリモートレバー付きのシートポストかな。
乗車したままシート高を調整できる油圧式のアイテムだ。
これまでXC的な乗り方をしてきたし、重さを気にしてあまり興味のなかったアイテムだけど、今回のバイクにはピッタリなアイテムだと感じた。
使い分けはこんな感じ。
普段はいつものサドル高で、落差のある下り道を下るときはサドルを下げる。
下りきったらまたサドルを戻す。といった具合だ。
それでも、これまで数mm単位でサドルの高さを気にしてきた自分にとってサドル高が変わるのはあまり気が向かないことだった。
でも、その解決策が見つかった。
それは、普段の1番力の入るサドル高をシートポストが伸びきったポイントに設定。
そうすれば、いつでも同じサドル高にできることに気がついた。
これでストレスなくいつもでサドル高変更が可能になるのだ。
落差のある下りではやはりサドルが低いほうが上体に余裕がうまれ、走りにも余裕ができるのを感じた。
また、このシートポストはトレイルに入っている時に必ずと言っていいほどある「担ぎ上げ」の時に役に立った。
それは、段差の大きな場所を乗り越えていかないといけない場所で、サドルを1番下げてそのサドルに肩をひっかけるというワザを見つけたのだ。
わかるかな。
この使い方はトレイルバイクならかなり使える。と自分の中でもかなりのお気に入り(笑)
次はホイール。
【MAVIC クロスマックスSLR27.5】
信頼のMAVICの完組ホイール。
まぁ、これは間違いないね。
これだけ走るバイクだと、しっかりと剛性のあるホイールが1番だし、チューブレス対応は当たり前。
いくら攻めても「安心」という気持ちにさせてくれるだけの信頼感がある。
他のことを語る必要なし。
今回コンポーネントはSRAMだったのだけど、フロントシングルギアでリア11段をはじめて使った。
フロントは30Tとものすごく小さいけど、チェーンのかかりがよくパワーの伝達性が良いのを足を介して感じた。
今の自分ならフロントは32Tの方が楽しいかな。
リアは10Tから42Tの超ワイドレンジ。
物足りなさは全く感じなかった。
MTBにはSRAMって感じが自分の中にあるから、今回は楽しかった。
ブレーキはMAGURA『MT6』が装着されていた。
こちらは長年愛用してきたMAGURAブレーキだったのでとても使い勝手がよかった。
自分は手が小さいのでブレーキレバーはハンドルに1番近くに設定。
こうすることで下りっぱなしの時の握力を温存できる。
ブレーキするときは指一本で楽々コントロール。
コントロール性、ストッピングパワーすべてのレベルが高く走りの余裕を増してくれるアイテムだ。
最後はフレームに目を向けていこう。
前後サスペンションの付いているバイク通称『フルサスバイク』はフレームをつなぐリンク部分が多くなりがち。
リンクの多いバイクは横方向の「強さ」「剛性」が一般的には落ちて、ペダリングパワーのロスが発生しやすい傾向がある。
そこで、TRIGGER27.5は極力リンク部分を少なく、横剛性が落ちないような作りを成功させた。
写真を見てもらえればわかりと思うけど、リンク部分が少ないとバイクのスタイルもスッキリとしてカッコ良い。
実際にフレームを手で固定させて、リアタイヤをギュ~ギュ~とねじっても横にガタやフラつきはない。
高速で走っている最中もしっかりと自分の重心内にリアタイヤが収まっているのを感じる。
こんなアイテムたちの付いたTRIGGER27.5なら、いつもよりも高く、いつもよりも速く、いつもよりも遠くへ行く気分にさせてくれる。
これからはじまる試乗会で是非このバイクを体感してもらいたい。
わからないことはメッセージへどうぞ。