今回乗ったバイクについて語るときに、タイヤサイズが「27.5インチ」になっていることについて語ることがなかった。
忘れていたわけではない。
このサイズの乗り味は自然で、クセがなく、『良いに決っている』という乗る前から想像していた感覚通りのものだったので話が後回しになってしまっただけである。。
アップダウンがあって、スピードを求める走りになったら「29インチ」が慣性の影響で優位に働くのはわかっているけど、下りを安全に、そしてホイールの剛性を高いものにするためにはこの「27.5インチ」というサイズが適正であることは誰が見てもわかる。
そして、今さら「27.5インチ」についてテンション高く語るのもなんだかな。という気がしている。
しかし、これがタイヤ選びになったらどうだろうか。
まだまだこの「27.5インチ」サイズのタイヤは市場に出回っていなく、選択に迷うのは正直なところだろう。
自分も今回のバイクのタイヤサイズが「27.5インチ」となった時に何を使おう。と調べた時にあまりにも選べるタイヤが少ないことに驚いた。
そんな中、長年愛用してきたMAXXISの中に「どこか光る」興味わくタイヤがあったので早速使用してみた。
そのタイヤの名は【ARDENT RACE】
説明には【ピュアXCレーサーの「アイコン」とハードトレイルタイヤ「アーデント」の間、 オールラウンドにアップダウンを楽しむライダーにおすすめのタイヤです。】
と書いてある。
自分が求めた性能は舗装路や固く締まった路面での走行抵抗の低さ、そして、荒れた路面もを安心して下れるサイドの強さと適度なグリップ力であった。
ここが難しいんだけど、走行抵抗が軽いとタイヤサイドが弱くてサイドカットのリスクが高まる。
グリップ力を求めるとタイヤが重くなり、走行抵抗は増す。という点。
実際にこのタイヤを使ってみて、走行抵抗はXCタイヤ並に軽く、グリップ力はハイグリップではなく適度なグリップという印象を受けた。
これは求める性能ドンピシャだった。
早速、このタイヤの印象を。
まずはタイヤを装着するところから。
このタイヤはチューブを使わない【チューブレスレディー仕様】
チューブを使わない代わりにパンク防止剤(シーラント液)を使ってパンクを防ぐ構造になっている。
少し前まではノーマルタイヤ(チューブを使うタイプ)にパンク防止剤を入れて使っていたけど、空気漏れなどのストレスがあった。
そして、タイヤのビードを上げるのも苦労した経験があった。
経験した事のあるライダーはわかりますよね?
そういった問題がこのチューブレスレディー仕様だと皆無。
全くストレスなくタイヤを装着させることができる。
とにかく「楽」だった。
これはタイヤを選ぶ上で大事な性能だと思う。(ほとんど自分でタイヤ装着はするから)
MTBタイヤの種類を簡単に
・ノーマルタイヤ:チューブを使用して使うタイヤ。チューブに穴が空いたら終わり。タイヤ自体は軽い。
・チューブレスレディータイヤ:パンク防止剤を入れること前提で作られたタイヤ。ノーマルタイヤとチューブレスタイヤの良いとこどり。
・チューブレスタイヤ:チューブを使用しないで使うタイヤ。パンク防止剤は使わない前提なのでタイヤ自体を強く作っている。タイヤは重い。
乗り心地ついては、
先程も書いたけど走行抵抗が低く、適度なグリップという印象をうけた。
トレイルタイヤのようなハイグリップという印象は薄い。
どちらかというと、XCタイヤよりのタイヤのように感じる。
こういうタイヤは自分は好き。
遠出ができるし、トレイルを傷つけないで走れるから。
走行抵抗の軽さは、この進行方向に対してブロックが斜めにカットされているのが効いていると実感。
そして、見てわかると思うけどブロック高はそれほど高くないのです。
このような固くしまった路面ではタイヤの「しなやかさ」を感じることができた。
これはTPIといってタイヤ繊維が細く密集しているがための乗り味でトレイルシリーズの中でもTPIの値は高い部類に入るタイヤならではのもの。
そのため、このような路面の微振動をタイヤ自体が吸収してくれるのを体感することができる。
とにかく気持ちが良いのです。
あと、このような石がゴツゴツしたところを走るときはタイヤサイドのカットが心配。
そんな時は【EXO Protection】技術がタイヤサイドを守って、安心感を高めてくれる。
実際に走った時もラインはある程度選んだものの、自由度の幅を広くとっても安心して走ることができた。
結果今回乗ったTRIGGER27.5の乗り方にピッタリなタイヤという事がお分かり頂けたと思います。
MTBに乗って自走で山にいくライダー。
1日中山を登って下ってを繰り返したいライダー。
乗り心地の良さとパンクリスクの低いタイヤを求めるライダー。
におすすめです。
黄色の『MAXXIS』ロゴに憧れをもつMTBファンは多いと思います。
同じスタイルでも選べるタイヤの種類の圧倒的に多い『MAXXIS』。
MTBにはやっぱり『MAXXIS』が似合うな。と感じた今回の日記でした。
これがなんだかわかりますか?
タイヤの中にパンク防止剤を入れていると不純物などがかたまり、どんどんと成長してこのような物体がタイヤの中にできてきます。
これは要らないものなので、定期的にチェックし取り除いて上げるようにしましょう。
というわけでタイヤの説明でした。