J Pro Tour#11Eastern Japan Road Classic

2013年9月 2日


残暑残る気温の中静岡県修善寺を舞台に『東日本ロードクラシック修善寺大会』が行われた。修善寺CSCのコース5kmコースを24周回するレースで耐久レースのようなレースをイメージしていたが、レース展開が想像を上回るスピードで進みレース半ばでタイムアップによりレースを降ろされてしまった。このレースに向けて準備を進めてきただけに悔しさの残るレースとなった。


レーススタート時間が12時10分という事で暑い中でのレースが予想されたので、ウォーミングアップは軽く汗が流れる程度に抑え体力温存に努めながらスタート時間を待った。チームの作戦としては序盤の逃げに必ず2名が乗り後半の追走で粘って勝負するというものだった。自分としてはここまでの準備で登坂レースの粘りある走りと後半のスピードアップの準備を進めてきたので、後半のキツイ展開になってからが勝負だと考えスタートラインに立った。スタート1周目。序盤のアタック合戦でチームメイトが落車をしてしまいスタート直後から1人を欠く状態でレースは進んでいった。1周目後半集団が動くタイミングで森本選手と岡選手が前方に抜き出て先頭集団を形成。自分含め、逃げたチームメイトのいるチームがメイン集団の先頭で蓋をする形でレースは進み、先頭集団とは一気にタイム差が開いていった。

先頭集団に1人も送りこんでいないシマノがあとから追う展開を作ること、そしてその動きでメイン集団が小さくなる事が予想されたので、集団前方でその時を待ちながら体力温存に努めた。森本選手、岡選手ありがとう。この時の予想では先頭集団とメイン集団の差が一定状態を保ちながら後半まで進むと考えていた。しかし、レースが動いたのはまだ中盤までもいっていない5周目くらいからシマノの追いがはじまり、集団はどんどん小さくなり、その後も先頭集団へのブリッジをかけるために単発的なアタックをする展開になりレースは活性化。この状態時に落ち着いて走る事はできていたが、レース後半の事を考えて積極的になれない自分がいた。『まだゴールまでは距離がある』と。先頭へのブリッジの動き反応したが、追走の流れに乗る事ができずに後方に残される状態が続いた。その後は集団で先頭とのタイム差が開かないように回していくがうまく機能せず、先頭とのタイム差はどんどん広がっていった。危機感を感じ1人での追走に出たが、時すでに遅しタイムアウトでレースを降ろされてしまった。レースを降ろされた虚しさがレース後自分を支配した。


今回のレースは自分のイメージを大きく上回るスピードで動いたレースだった。このようなレースではゴールまでの事を最優先にせず、その時その瞬間積極的に動く勇気とレース勘を鍛えていく必要があると感じた。ゴールで100%の力を出す走りでは完走できないという事を身をもって痛感したレースとなった。108人出走7人完走。このようなサバイバルレースで優勝争いができるようにしていきたいと優勝者のゴールをする瞬間を見ていて感じた。そして、自分のベースをもっともっと大きくしないとレースというゲームで自分の武器を使えないと感じた。海外でレースを走っている選手がJプロツアーを走っているので、彼からの頭の中に少しでも近づく事や、彼らの常識を自分の常識にするトレーニングやコミュニケーションをしていきたいと感じている。暑い中、コース脇からの応援本当にありがとうございました。すべて耳に入っていました。力になりました。引き続き応援よろしくお願いします。


レース結果:DNF


東日本ロードクラシック修善寺大会 リザルト


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all photo by erina


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