Jプロツアー第6戦目となる栂池高原ヒルクライムレースに参戦してきた。梅雨に突入しているというのにレース当日は乾いた空気で快晴。絶好のレースコンディションの中レースが行われた。長野県栂池高原の坂道を使った全長17kmのコースを使ってのレース。同日に秋田県でタイムトライアルの全日本選手権も開催されているためチームは2つ分かれてのエントリーとなった。我がチームからは森本選手、遠藤選手、自分、原川選手の4人。
チームの戦略としては4名がポイント高配分の20位以内にすべて揃えてゴールすること、個人の目標としてはレベルが高い事はわかっているが優勝を目標にレースに臨んだ。身体の状態は好調。
今回のコースはスタート直後から斜度のあるコースだったのでスタートラインには1番最初に並んで高位置をキープ。MTBレースではポイント順で並んでいたが、ロードの場合は並んだ順なのでできるだけ前をキープしスタート直後の無駄足を防ぐのが狙いだ。
レースがスタートし、一気にペースの上がる集団。まもなくしてアンカーの外人選手がアタックしていくのが確認できた。この時点で誰なのかはわからなかった。それを追うかのようにさらにペースの上がる集団。先頭はチームUKYOが固めていた。自分は10番手前後で上がることも下がることもできない状態。優勝のためにはこのメインの追走集団に残らなければレース序盤でレースが終わってしまうのでとにかく耐える時間が続いた。このコースは温泉街の場所で一旦下るポイントがあるのだがこの時点で追走集団は15名ほどになり、その後のダラダラとした上りでさらに集団が小さくなっていった。一向に落ち着かないペース。前はチームUKYOがなおもひく。逃げるアンカー1人、10名ほどの追走集団。自分は温泉街を抜けてゴンドラ乗り場の簡易道路前で追走集団が遅れてしまった。オールアウトに近い状態での後退だったのでその後はペースを維持するだけで精いっぱいの状態。しばらくは1人で追走したが離れていく集団にどうすることもできなかった。その後は後ろから追いついてきた数名の集団に乗せてもらう形で頂上を目指し、1つでも良い順位を獲得するために最後は力を絞り取るような走りでゴールを目指した。結果は13位。久々にゴールする時に出し切った走りをする事ができた。
優勝はアンカーのモニエ選手、2位はチームUKYOホセ選手、3位土井選手。自分にとってはハイペースなレースであった。表彰台に上がった上位陣はその中で駆け引きをしてペースの上下のある状態でゴールを目指していたことが後のレポートで知ることができた。今の状態では1段階も2段階も力が足りていないが今回は序盤のペースアップに限界まで付いていった事が収穫として良かった点である。このペースで残れるようになり、そして勝負できる位置にいくのが目標なので、次回以降もチャレンジしていきたいと思う。チャレンジ無くして進化なし。引き続き応援よろしくお願いします。
結果:13位(2分9秒遅れ)