自分にとってＪプロツアー2戦目となるＪＰＴ＃4「群馬ＣＳＣロードレース」に参戦してきた。小雨、小雪の降る寒い中でのレースとなった。チームとして共通の認識をもってレースに臨むも大切な場面で自分の気持ちが付いてこず優勝争いに参加することなく25位でゴールとなった。
今回レース前にチームミーティングを行い、序盤の逃げに数名を送り込む事と、決定的な追走集団に入り有利な状況でレースを展開するという共通のチーム認識を持ってスタートラインに並んだ。スタート後、はじめの2周回は自分の経験不足から集団前方に位置する事ができず集団に埋もれる位置で周回をこなしていった。集団前方ではチームメイトがアタック＆他チームのチェックに入っているのが確認できた。3周目から集団の前方に位置し、少人数の逃げを作るために『心臓破りの坂』、その後の
『ホームストレート』で積極的な走りを繰り返していく。レース前半チームメイトが集団前方に位置し「チームの意志」をハッキリと示すことができていた。しかし、決定的な逃げができないままレース中盤へとさしかかる。ここで澤田選手を含む3人の逃げが形成され1度メイン集団は落ち着きを見せサイクリングペースで周回を重ねていく。
逃げには有力どころのＵＫＹＯ、ブリツェンが入っていないのでレース後半にこのチームを含めた動きがあるという事をチームリーダーの遠藤選手と共通の認識をもってレースを進めていった。そのため、自分の中で決まりそうだと判断した追走への動きには必ず反応し優勝に絡む位置でレース後半につなげていこうと考えていた。
レースも残り5周回になったところの補給所終わりの長い下りの入り口で有力どころのアタックが発生。自分は集団の前方に位置していたが身体と気持ちが反応できなくすぐに動くことができなかった。なぜかそこまでは自分から動けたが、この場面では他人任せな走りになってしまった。その後、先程の追走集団はメイン集団から
一気にタイム差を生み「決定的な追走集団」となってしまった。時すでに遅し。メイン集団にいる土井選手が単独アタックで追う動きを見せたので、これに同調できればと思い動くが決定的なものを作ることができなかった。その後自分の足に余力がなくなり積極的な動きができないままラストラップに。チームランキングのポイント争いに貢献しようと20位以内の順位を目指して有りっ丈の力でゴールラインを通過し25位でゴールとなった。
今回はチームとしての意志をハッキリと持って走れたと感じる半面、決定的な場面で動く勘や、それに至るまでの動きを含めた走り方に経験不足を感じる内容となった。レース中、各チームの思惑や各選手の考えが走っていて伝わり、その中でレース展開するロードレースの『面白み』を今回は感じる事ができた。ＭＴＢから転向後2レース目でロードレースが『面白い』と自分の中に込み上げてきたことに喜びを感じるし、このレースの中で優勝したいとより強く思えるようになった。チームとしては各選手に力がある事を証明出来ていたので、あとは賢い走り方と強い気持ちを組み合わせる事で結果がついてくると感じたレースとなった。ロードレース面白い。素直な気持ちだ。引き続き応援よろしくお願いします。
photo by Kato Noriyasu
■昨年までのＭＴＢ時代に熱烈応援してくれた名ブロガー「加藤さん」の『思い描く走りを求めて』に今回のレースのレポート（写真付きで）が記載されています。展開含めレース内容が鮮明に記されているのでレースファン必見です！
