暑い台湾から梅雨の日本へ。
気温差に身体が驚いていますが、今日からトレーニングを再開しました。
4日間の台湾遠征から昨日帰ってきて台湾について感じた事を箇条書きで書いていこうと思います。
そして、たくさんの写真があるので、紹介できるものを一気に公開していきます。
台湾。
今では自転車の国。といっても過言ではないポジションにある台湾。
大量生産の中国。そして精度が求められる作業が得意な台湾。
こんな位置づけにある台湾を今回はスポンサーであるVPペダルの工場見学を通して感じる事ができた。
この見学を実現させてくれたのは日本のCROPS。
CROPSは台湾を通じてオリジナルアイテムを作る会社なのだけど、台湾では皆が知る存在になっている。
自分自身ここ2・3年は台湾の多くのスポンサーが活動をバックアップしてくれていた。
そのような経緯で今回の台湾訪問になった。
正直どのようなスケジュールで行動するのかが不明なまま、台湾行きが決まったので、はじめからなかなか驚く事が多かった。
でも、それも含めて楽しもうと決めていたので、大きな問題にはならないで全行程を過ごすことができた。
土曜日はサイクリングがあるからイベント会場に行こう!と言われて行ったのが台湾のナショナルチャンピオンシップだった。
そこで、しっかり走る事ができて良かったのだけど、とにかく暑かった。。(笑)
汗でシューズ内がシュコシュコッなるくらいに汗をかいた。
午後からはVPの工場見学と一緒に開発しているペダルのMTGに参加してきた。
工場はかなりのハイテク機器の集まりで、精度の高いものを作る過程を知ることができた。
MTGでは今後の進展が楽しみな話ができて、とても満足いくものだった。
30年以上ペダルを作り続けたきた歴史があるので、物作りに対しての柔軟な姿勢と情熱に感動する事ができた。
日曜日は広いVP工場の敷地内に作ったMTBパークでイベントが開催された。
このパークは社長の林さんが熱望したものでキッズから大人まで楽しめるコースになっていた。
特に印象的だったのが、MTBの登坂練習用の坂を専用で作っていた事。
そこに、10度、15度、20度、30度・・・・と傾斜の違う坂を人工的に作って練習できる環境を整えていた事に感動する事ができた。
他にも、バンプトラック(ペダルを回さずに重心移動だけど乗れるコース)や、ショートXCコース、BMXコースや、キッズコースなどなど自転車に必要なテクニカルを見に付けるために必要な環境を整備していた。
この日、キッズレースが開催されていたのだけど、ペダルの付いていないキックバイク限定のレースをやっていて、泣いてる子もいれば上手に乗りこなしている子まで見ている方も楽しいレースになっていた。
このキックバイクを小さいうちから乗る事でペダルを回す動作に移行しやすく、子供にとっても自転車に慣れる良い方法だと感じた。
自分も走れるレースには参加して台湾の方々と一緒に走って交流を深める事ができた。
不思議なもので、自転車に乗っていると言葉なんて関係なく楽しむ事ができると改めて感じる事ができた。
このイベントには台湾中の自転車メーカー、パーツメーカーの社長が出席していて、世界の自転車業界を動かしている人達と交流する事ができたのがとても貴重な経験となった。
こういった出逢いを通じて、もっと視野を広げる必要があると強く感じる事ができた。
自転車業界といっても、走るだけが自転車業界ではなく、商売としての自転車業界というものが大きい事に今回気づかされた。
そこにはたくさんの人が絡み、たくさんの人たちのつながりでバランスがとれている事を身を持って体験する事ができた。
今回は自分の役割もしっかりと認識する事ができたし、今後につながる良い経験となった。
今回の台湾滞在では良い出逢い、良いつながりがあった。
そこにはたくさんの笑顔があって、エネルギーに満ちているものだった。
Amazing country 台湾。
これからもずっとつながっていくであろう台湾。
今回の経験を明日からのパワーにしていきたいと思う。
CROPS、そしてVPカンパニーに感謝したいと思う。
All photos by Chaz Hsu