昨日我が家にMAGURAの新型ディスクブレーキ『MT8』が届いた。
箱から出し手に持った瞬間にわかる軽さにまず驚いた。
特にマスターシリンダー部分の軽さは信じられない軽さ。
試しにマスターシリンダー、キャリパー、ブレーキホース付きの重さを量ってみた。
ブレーキホースはフロントが72cm、リアが120cmでそれぞれ171gと185gだった。
これまで使っていたMartaSLマグネシウムとは前後ともそれぞれ45gの差があった。
合計で90gの軽量化になった。
軽量パーツマニアの自分としてはうれしい驚きだった。
軽量パーツ好きな自分だけど、この世の中軽量だけど使えないものも多いのは事実。
自分のこだわりとしては軽量で尚且つレースにも使える強度を備え付けたパーツをこれまでセレクトしてきた。
はたしてこのブレーキはどうか?
まっ、MAGURAの純正品だから問題はないのはわかっているので純粋に使うのが楽しみ!という気持ちでファーストライドをしてみた。
取り付けは簡単でこれまでのMartaSLマグネシウムと全く同じだった。
ホース長も同じにしたので全く問題なく取り付ける事ができた。
付ける時はフロントブレーキから取り付け、ブレーキ角度、バーエンド角度を左右見ながらこれまでと全く同じポジションになるように取り付けていった。
そうする事で違和感なく走りだすことができるから。
新型ブレーキの取り付けはすべて星型のトルクスレンチで調整するようになっていた。
ここはこれまでと違うので、少しだけ違和感を感じた。
最近の自転車パーツはトルクスレンチを使う事が多くなったなぁと思う。
他にはSRAMXXもすべてトルクスレンチ。
今回の新型ブレーキではブレーキレバーの位置調整が簡単になっていて、そしてその調整の幅が大きくなっているので自分の手の大きさに合わせた細かな調整ができると感じた。
これまでは小さなアレンキーを使って調整していたので、ネジ山がつぶれそうで気を使っていた。
自分は手が小さい方なので、ブレーキレバーの位置は近め。
その方がハンドリングをしながらのブレーキングの時に握力を節約できるので、長い事近めの位置で乗っている。
ちなみにロードもレバーの位置が近くなるように乗っている。
調整方法はこんな感じ↓
ブレーキレバーの取り付け位置はこのようにしている。
自分は基本ブレーキをする時は人差し指1本を使うので、ハンドルの端を握った時にブレーキレバーの端が指に引っ掛かる位置にレバーを調整している。
新型ブレーキはブレーキレバーに先端の曲がりが強くなり、どんな姿勢の時でも指が引っ掛かりやすくなったのがGOODだと感じた。
そして、レーバーの付け根が太くなり、レバーを握った時の剛性が高い事をブレーキをする度に感じ取ることができた。
この感覚はレバーにガタがないと言ったらわかりやすいかな。
キャリパーの取り付けは以下のようになった。
前後それぞれの取り付け位置にこれまでと変化はない。
自分はリアブレーキには160mmローターが好きなので、160mmローターが付くようにアダプターをセレクトしている。
ブレーキの効き方の感想は、これまでよりも当て効きの調整幅が大きくスピード調整が容易になったと感じた。
ガツンッ!と効く感覚はなくスーッカツンッ!という感じ。
キャリパー、そしてブレーキレバーの剛性を強く感じる。
レバーを握った時に感じる安心感はさすがMAGURA!と言いたくなる感覚だった。
今回は練習用のホイールでローターがウェブローターだったので、本番用のストームSLローターを使うとより効きは強くなるのではないかと想像できる。
MT8の噂を聞く時に軽さが優先されがちだが、ブレーキ本体の剛性の高さが素晴らしいと感じた。
ブレーキタッチには好みもあるので人それぞれだと思うけど、自分にとってはコントロールのしやすいブレーキタッチだと感じた。
今はもっと下りを速く!そして安全に!走れるイメージが頭を支配している。
29インチバイクになってブレーキ性能の大切さを実感しているので、このグレードアップは間違いなく走りに影響してくると感じている。
これからのライドがより楽しみになった。
MT8について詳しくはこちらを参考にしてもらいたい。
⇒『マグラ 油圧ディスクブレーキ一覧』