WORLD CUP#4La Bresse

2012年5月22日


昨年からスタートしたオリンピック枠を2つにするための遠征も最後を迎えた。最後のレースはワールドカップ#4フランスでLaBresseという小さな街を舞台に開催された。コースは長い登りを登って、少しだけアップダウンを繰り返し、一気に下ってくるという一昔前のコース設定であった。その中には、自然の地形を活かした人口セクションが数カ所あり、スタートゴールエリア以外は集中力(神経)がいつも以上に必要なコース設定となっていた。標高も1000m近くあり、長い登り坂では呼吸が苦しかった。結果はワールドカップ自己最高位となる68位でレースを終えた。目標のUCIポイント圏内60位には届かなかったが、オリンピックの枠取りのために参加人数の多いレースで自己最高位を更新できたことは嬉しかった。このレース、そしてこの2012年の海外遠征に悔いを残すことなく走り切ることができた。今の活動を支えてくれている多くのスポンサー、家族、そして日本からのたくさんの応援に心から感謝している。


さて、レースレポートだが、最初から最後まで全開だった。が正直な感想だが、それではレポートにならないので書いていく。今回スタートは今までの中でも1番スムースに走ることが出来たと感じている。危ないところを事前に察知して、それを回避しながら良い流れに乗ることが出来た。うまく説明できないがこれまでの経験が活かされた瞬間だと思う。

スタートループが終わると舗装路の平坦路をロードレースのように走っていった。その後長いヒルクライムゾーンに突入するのだが、ここは一列棒状に耐える時間が続いた。登り切ると下りが始めるのだが、選手間が詰まっているために互いにぶつかり落車していく選手が多くいた。自分も何度も危ないところがあったが、うまく回避することが出来た。一度登り切ってからもダラダラと登るところがあって、そこでパワーをかけて順位をあげていくことができた。今回のレースは観客数が2万人を越えていたという情報通り、コース脇を埋め尽くす観客が走りを盛り上げてくれた。良い走りをすれば良い反応があり、応援が力になるとはこのことだと実感することができた。レースの間は前半の登り坂で競る走りをしてその後の緩斜面で抜くというのが今回のパターンだった。レース後半身体は最高に乳酸が出て笑えてくるくらいだったが、自己最高位更新、そして60位以内が見えるところだったのでとにかく全開で走った。残念な事に最終周回には入ることができなかったが、悔いのない走りをする事ができた。結果は68位。


レース後は終わってしまった。と少し寂しい気持ちになったが最高のレース、最高のバイク、最高の観客の中で自分の100%の走りができて本当に良かったとジワジワとこみ上げてくるものがあった。先ほども書いたけど、この活動を支えてくれた多くのスポンサー、家族、たくさんの応援団には心から感謝したいと思う。オリンピックの枠が2枠になるかはわからないけど、5月27日にオリンピックの選考会は行われるので、そこでベストの走りができるように万全の準備をしてスタートラインに並びたいと思う。身体、気持ちの状態は良好。よくヨーロッパで言われたFULL GAS!の走りをしたいと思う。


2012 LaBresse.jpg


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