WORLD CUP#2 Houffalize

2012年4月19日


ワールドカップ2戦目となるベルギーのHouffalizeに参戦してきた。ベルギーらしい寒い中でのレースで気温は5度以下との情報があった。ウォーミングアップに出ても身体は温まりにくく、皆、鳥肌を立てながらスタートラインに並んだのを覚えている。今回は自分のベストと思われる準備をしてワールドカップに臨んだ。しかし、結果はマイナス1LAP129位と厳しい結果となった。アップダウン区間と斜度の急な登り区間での踏み切れるパワーがもっと必要だと思い知らされた。


 コースは大きな上りが2つあり、どれも斜度があり低速&パワークライムが要求される登りがコース中に2つあった。そして、それ以外はコースがクネクネと折り重なるようなコースデザインでシクロクロスを連想させるコースだった。平坦区間はボコボコでパワーが必要な個所が多かった。バイクセッティングはタイヤのセレクトをグリップ優先でMAXXIS『BEAVER』というハイグリップタイヤをセレクトした。低速なレースのためにタイヤの転がりよりも急斜度の登りでのトラクションを優先した。それ以外はいつもと同じセッティングで臨んだ。


 レースはスタート後の混雑に飲み込まれる形でレースが始まった。

イメージ通りなのだが、そこからが苦しいものだった。スタートループはストップ&ゴーの繰り返しで体力をレース序盤のうちにかなり消耗していった。力があればこの混雑する位置から抜け出せるのだが、そこから抜け出すというよりもそこをキープするのが精いっぱいという状況だった。コースがクネクネと常にコーナーがあるようなコースで、しかも下がボコボコしているので思うようにスピードを上げられない状況が続いた。平坦区間で29インチのメリットを活かして走るが、その後の斜度の急な登りでペースが落ちてしまった。この悪いリズムが続きいつもレース中盤で来るハイな状態になれないまま80%ルール適応で残り1周を残しレースを終了してしまった。準備を整えて時間をかけ、気持ちも良い状態でのり込んだワールドカップを最後まで燃え尽きることなく終わってしまった事に残念な気持ちがレース終了後、身体を支配した。ただ、今は新しいチャレンジをしているので、それがすぐにハマるとは思っていない。今が乗り切る時だから、上を向いて笑顔で活動していきたいと思う。自分はもっと強くなれる。引き続き応援よろしくお願いします。


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