ベルギーでのワールドカップが終わりその後スイスの滞在先に戻ってきて、すぐにスイスのシリーズ戦BMC Racing CUPに参戦してきた。このレースは家から1時間かからない場所で開催されるため、土曜日の試走、レース当日ともに家で食事をしてから会場に向かう事ができた。家で身支度をしてからレース会場に向かう事ができるため良いリラックス状態を保ったままレース当日を迎える事ができた。
コースはTessetateという村の中心を舞台に作られた1周7kmと最近では長いコースだった。根っこが多く、コース途中に小さな川がたくさんあるためコースはマッド状態の箇所が多く、空は晴れているのに押し区間もあるマッドコースであった。応援には滞在先の大家さんや、ポジションを見てもらっている友永さん、その友人がかけつけてくれて賑やかなものとなった。
レースは速いスタートループからはじまった。ミスすることなく約1kmのスタートループを回り、本コースに入っていった。本コースに入ると前のレースで荒れた箇所は土が深く削れ、ラインを慎重に走る事が要求された。
この日は息はあがるが、気持ちに余裕をもって走る事ができた。ただ、細かなミスが続き一緒に走るメンバーに追いていかれる部分があった。後半は3人の同じペースの選手と争いながらレースを展開していった。細かなアップダウンの続く部分でこれまでできなかった身体の動き方がわかり、これまでよりもスピードが上がるのを感じる事ができた。最終ラップでは自分ともう1人の選手になり、最後まで意地の張り合いが続き、最後はゴール手前の力勝負で勝ち先着ゴールする事ができた。これまでゴール前では力負けする事が多かったが、この日は最後まで粘りの走りができた。結果は21位。オリンピック枠に関係するUCIポイントの増幅に貢献できなかった事は非常に悔やまれるが、この日は自分の力をぶつける事ができた。少しではあるが、レースで感じる課題を形にできている。ヨーロッパでUCIポイントを獲得できるレースはあと3つ。少しでもポイント獲得に貢献できるように毎日を過ごしていきたいと思う。後悔のない2012年の前半にしたいし、ずっと記憶に残る時間にしたいと思っている。今週末はドイツのUCIハイカテゴリーのレースに出場する。応援よろしくお願いします。