Kamptal-Klassik-Trophy(AUT)UCI1

2012年3月28日


今年世界選手権大会の行われるオーストリアで行われたUCIclass1のレースに参戦してきた。Class1は15位までにUCIポイントが与えられるので15位以内を目標にしての参戦だった。結果は39位、ポイント圏内までは6分52秒。レースはスタートループとコース6周のレースだったのでLAPを1分速くしなければポイント圏内に行くことができない。今はUCIポイントの積み上げが必須なので、レースで1秒でも速く走れるように強い走りを身に付けていきたいと思う。今週末はスイスでClass2のUCIレースに参戦する。 10位までにUCIポイントが与えられるので次の目標は10位以内だ。


 今回のコースはワイン畑の中を走る特殊なコース設定だった。大きな1つの山を使い登りも下りもメインはジープロードを使い、2つの大きな上り坂、下りはハイスピードで下っていくというコースだった。上り坂は日本でいう富士見のリフト下の上りをフカフカの砂にして、コーナーを多くした感じだった。29インチでも後輪が滑り、トラクション調整に気を使うものだった。下りはアウタートップが回りきるような高速で、たまに現れるロックセクションに気を使った。タイヤはMAXXIS『IKON』を使い、後は1.5bar、前は1.6barに設定してレースを走った。フロントを硬くしたのは高速のコーナーでタイヤがねじれるのを防ぐためだ。あと、後輪を柔らかくしたのはトラクションをかけやすくするたの策だった。

スタートループは約1kmのヒルクライムから始まった。参加数は約130名。自分は4列目くらいの混雑を避けられるギリギリのポイントからのスタートだった。スタートはうまくいき混雑を避けながら前方の大きな集団を逃さないように走った。パワー負けしないようにペースを考えながらはじめの上り坂を走っていった。下りは1列棒状で物凄い砂埃の中を転倒に気をつけながら下っていった。


 スタートループが終わり40位台なのを確認できた。荒れる呼吸をコントロールしながら周回を重ねていく。今年一番の暑さの中のレースで大量の汗が流れているのがわかった。水分補給に気をつけ後半に備えた。今年はエネルギーにメイタン製のセナジージェルを使っている。熱いレースではエネルギーの消費が早いので小まめに補給していった。レース後半、下半身が猛烈に攣った。まわりも相当消耗しているようだが、自分も消耗していた。気持ちの勝負がラスト2周は続いた。レースの度に29インチバイクが身体になじんでいくのを感じた。もうすでに自分の中では29インチの大きなタイヤの特別なバイクに乗っているという自覚はなく、ギャップの衝撃を和らげてくれる最高の相棒となっている。タイヤ回りの軽量化によってハンドリングは驚くほど軽快になり、自分のイメージする走りを具体化してくれる。ラストラップは3人の集団から抜け出しゴールできた。結果は39位。


 UCIポイントの獲得はできなかったものの、レースの度に自分のレースに対する感覚が上がってきているのを感じている。イーブンペースからのペースアップの時にもう1段重いギアを回していけるフィジカルを身に付け、無駄のない走りを心がけていくことでポイント圏内、そしてさらなるリザルトアップが可能になると感じている。今の環境を100%活かし自分のために時間をつかっていきたいと思う。もっと上で走る自分がイメージできているからそれを自分の身体を使って実現するだけだ。引き続き応援よろしくお願いします。


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