先週末は仙台に3日間滞在していました。
今年3月11日の津波で大きな被害のあった近くに滞在していたため、レースの合間を使って津波の被害の大きかった地域を訪問してきました。
想像以上でした。
がれきの山はすでに撤去されていましたが、今もなおその時のまま止まっている場所が多々ありました。
有名な松林の松は少なく、木がまばらにあるだけでした。
家はほとんどが流されて、家の基礎だけが残っている状態でした。
普通の生活が一瞬でなくなってしまう津波の怖さを感じました。
この場所にいって恐怖を感じました。
あの日、あの時ここにいた方々の恐怖は当事者にしか分からない事だと思います。
ただ、この状況をこの目で見る事が今後の人生において大切な事だと感じました。
お風呂場だけが残っているお家を見ました。
津波前の生活感がそのままに、取り残されたお風呂場。
身体が動かなくなりました。
お花が添えられていました。
もし自分が同じ体験をしたら。という気持ちになりました。
手つかずの畑を見ました。
いつになったらここでお米を収穫し、それを喜べるのだろう。と。
あるはずもない場所に船がありました。
海から数kmもある場所にありました。
ここまで津波が来たんだ。と感じました。
しばらく言葉を発することができませんでした。
ただ、この今の状況を知ることができて良かったと感じています。
今まで以上に自分にできる事をやろうと思いました。
今まで以上に今を全力で生きていこうと思いました。
さて、話は変わって『TOHOKU CX』についてです。
このレースは今年から始まった記念すべき大会となりました。
東北に元気を!東北にシクロクロスを!
との想いから今回の大会が開催されました。
今回はコース設営から関わり、他にはないコースを完成させることができました。
レース前日には池本選手とともにキッズにスクールを行い、少しでも上達してもらえるようにコースを使いながらバイクの基本的な乗り方、シケインのクリアの仕方など繰り返しました。
上達を体感すると、やっているキッズの目の色が変わるのがわかりました。
とてもやりがいのある時間を過ごすことができました。
レースは今の自分の身体に100%の負荷をかけて走り、優勝する事ができました。
レース後はキッズレースもあり、そちらでは先導をしながらキッズの走りを見ていました。
周回を重ねるごとに走りがスムーズになっていくのがわかり、キッズの成長の早さを肌で感じる事ができました。
キッズの先頭の子はゴールが見えると、思いっきり加速し自分とスプリント勝負をしました。
東北地方の人の温かさそのままの会場の雰囲気はとても気持ちの良いものでした。
東北地方でもシクロクロスの大会が定期的に行われる事で、シクロクロスが東北に根付き、シクロクロスを楽しむライダーが1人でも増える事を願っています。
大会関係者の多くの方々には大変お世話になりました。
今回の仙台遠征では充実した時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。
コメント (3)
週末の東北CX、沢山パワーを貰った赤RUSHです。
ゴール前、脚が攣って押しのゴール、まさかの3位表彰台にビックリです。
(2度の落車にめげずに、ゲレンデのUP HILLは声援に励まされスムースペダリングでクリヤー?)
息子も『KAZUさんがゴールで握手してくれた』と感激しており、初シクロを家族で楽しむ事が出来ました。
豚汁のサービスや高圧洗浄機完備などオーガナイザー菅田さんの意気込みが感じられました。
『東北を元気に!』に共感し、今回の課題を克服して来月も参加したいと思います。
初対面にも拘らず、気さくに応じて頂き感激です。
有り難うございます。
奥様撮影の写真もGALLRYで楽しく拝見しました。
台湾のヒルクラ頑張って下さい。
業務連絡
cannondaleのHPを2012モデルを見れる様にアップデート
お願いします。
(HT、29ER、シクロレーサー、判断迷います。)
投稿者: 赤RUSH | 2011年11月17日 13:53
お疲れ様でした。
優勝おめでとうございます。
人生初のシクロクロス、結果は・・・
でしたがめっちゃ楽しかったです。
しかも時間が短く休みどころもないのでしっかり体が追い込まれますね。
本当はシリーズで参加したいところですが今年は受験なので無理そうです・・・
シクロバイクも試乗させて頂きありがとうございました。
台湾のヒルクラ頑張ってください。
あとひとつちょっと要望があるんですが。
できればFlASHをカーボン、アルミともにフレーム売りしてもらえるとうれしいです・・・(完成車100万越えはちょっと手を出しにくいので)
投稿者: 自転車海苔S | 2011年11月21日 15:47
赤RUSHさん
コメントありがとうございます。
キャノンデールバイクでとても良い走りをしていたのを覚えています。
菅田さんの意気込みは僕も感じました。
東北にcxが根付く事を期待しています。
そして、僕もできるだけ協力したいと思っています。
キャノンデールのサイトは近々変わると思いますよ!
自転車海苔Sさん
レースお疲れさまでした。
今年は受験でレース参戦できないようですが、トレーニングは継続できると思います。
是非続けていってください。
継続は力なり。
僕の好きな言葉です。
フレーム売りに関しては、このような要望もある事をキャノンデールに連絡します。
貴重なご意見ありがとうございます。
投稿者: KAZU | 2011年11月22日 17:45