Jシリーズ第6戦(最終戦) 瀬女高原

2011年10月10日


 2011年国内最終戦となるJシリーズ瀬女高原大会に参戦してきた。結果は2位。この結果をうけてJシリーズランキングも同じ2位で今シーズンを終えた。今年のJシリーズ戦は1位1回、2位2回、3位3回とすべてのレースで表彰台に立つことができた。これもスポンサー、家族、たくさんの応援団のおかげだと思っている。


 レースレポート。レース前日、キャノンデールのイベントで富士チャレンジ200というロードバイクのイベントに参加してきた。そこから飛行機で移動して気持ちを最終戦のレースに切り替えていった。コースはほぼ同じということで試走はしないでレース当日を迎えた。天候は晴れ。体調は普通の状態で最高の結果をイメージして会場入りした。会場に着いてからウォーミングアップを開始したが、思っていたよりも気温が高く、水分を多めに補給しながらスタートの時間を待った。何も緊張はしなかった。コースを見ると、去年の同じ自分の感覚とは全く違う自分がいた。どの坂道も斜度が緩く見えるし、コースが小さく見えた。ここで自分の100%を素直に出せばいいのだ。とスタート前思っていた。そして、スタート。

号砲とともにペダルに足をはめてスタートしていった。スタートは順調にこなしていったが、上りの入り口でフロントのギアとフレームの間にチェーンが噛みこみ立ち往生。後ろからは勢いに乗ったライダーが次々に来て思うようにリカバリーをする事ができなかった。選手の波が去ってから、チェーンを手で引っ張りリカバリーを済ませ、再スタートを切った。上り道をみればすでに選手であふれ、コース脇を走って選手をパスしていった。上りきったところからは渋滞で、思うように前に行けない。そのまま身を流れに任せてコース幅が広くなるのを待った。抜いては待って抜いては待ってを繰り返し、1周目はほぼ最後尾から10位台までポジションを上げていった。


 2周目。前を見れば先頭が見えた。でも、焦らない。前回の富士見で大失速をしているから。ペースを考えながら落ち着いて差を詰めていった。見える選手は抜けるので、1人1人丁寧にパスしていった。途中、最近のJシリーズはこの展開が多いな。と考えながらベストの走りに集中して走っていった。


 3周目。1ケタ台の順位まで上がり、4周目には3位の位置にいたと思う。そこからペースを徐々に上げて2位になり、トップとの1分の差を縮める事に集中した。自分の走りをする事。無駄なラインを走らない事。しなくていいブレーキングはしない事。を心がけた。

 

 5周目。なかなか差が詰まらず、我慢の時が続いた。レースは最後まで何があるかわからないから、最後まで出し切る事に集中した。

 6周目。差は変わらず1分。持てる体力、持てる技術のすべてをぶつけて最後まで走った。結果は2位。良い日にしよう。と決めて走ったレースなので、さすがに笑顔は出なかった。でも、遠くから応援に来てくれた応援団がいたので、すぐに気持ちを切り替える事ができた。


 今日のレースを終え2011年シリーズランキングは2位が確定。昨年のランキングと同じだが、昨年とは比べ物にならないくらいに内容のある2011シーズンだったと感じている。1つに海外遠征にチャレンジしたことが大きく、そこで味わった苦しかった時間が自分の糧になったと感じている。そして、今年は妥協なきバイク作りに協力してくれたスポンサーの助けは大きな力となった。あと、最後に今年はJシリーズ全戦でCOG(CannondaleOwnersGroup)のメンバーが応援に駆けつけてくれた。この事が、毎日のトレーニングの励みになり、そしてレースで結果を残すことにこだわりを持てたと感じている。多くのメンバーとコミュニケーションをとる中で自分自身を見失わない事、レース前にリラックスする事の大切さを教えてくれたのはCOGメンバーだった。自分にはまだ伸びしろがあるのを感じている。やるかやらないかの世界で自分はやる!を選択した。もっと力強い自分を見てみたいのは、他ではない自分自身がそれを見たいのだから。


 来年も力の限り活動していきます。引き続き応援よろしくお願いします。そして、今年1年たくさんの応援ありがとうございました。


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