2011シーズン後半戦のスタートとも言えるJシリーズXCO第4戦白馬大会に参戦してきた。前回の全日本の後意識的に休養を取り、今回に臨んだ。心身ともにフレッシュになった事で自然と笑顔が出てきた。来週からの渡欧につながる走りが今回の目標であり、怪我なくゴールする事も意識して臨んだ。コースは前日からの雨で予定されていたコースをカットしたショートコースで行われた。前日の試走の感じだと、ほぼ乗車していけるだろうと考えていたが、本番は予想とはほぼ遠いコース状況だった。。。レース結果は2位。競り合いの中での2位だし、これまでのパターンにはない走りが自分なりにできたので気持ち良くゴールすることができた。
レースは5.6kmを5周の28kmで行われた。コースのほとんどがオリンピックのXCスキー競技で使われたダブルトラックを使いアップダウンが豊富で、後半に少しだけシングルトラックがある地足勝負のコース
となっていた。それだけであれば大歓迎だったが今回はこれにプラス泥がかなり過酷なものにした。スタートは少し出遅れたがそこからは様子を見ながら周回路に入っていった。1周目6名ほどのパックで周回をこなし、先頭を引っ張る形で1周目を終了。コースが変更になった事もあり、1周目は試走のつもりで走っていた。2周目、上りでギアをかけていく。後方からは小野寺選手が合わす形で合流、上りを一緒に上がっていく。そのペースに合わせたいが呼吸が整わず後退。見える範囲で2周目、3周目とねばりの走りを心がけた。重たい路面、滑る路面。シングルトラックのほとんどは乗車できなく、押し区間になっていた。
4周目。荒れた路面に苦戦していると後ろからシクロクロスチャンピオン辻浦選手が近づいてきた。お互いに得意な区間で前を走り、ともに抜け出したい気持ちが交差する。気持ちの勝負で抜いて抜かしてを繰り返していった。荒れた路面でのバイクコントロールはさすがの辻浦選手。
5周目ファイナルラップ。まだ優勝のチャンスがあるので互いを刺激し合ってペースアップを繰り返した。5周目後半辻浦選手の気持ちの隙を狙ってペースアップをして2位でゴールした。最大心拍数193拍。平均心拍数181拍。
休み明けのレースとしてはスタートしてすぐにレースモードに切り替える事ができたのが良かったと感じている。だが、走り方が完全に『日本モード』になっていてレース中もどかしさを感じながら走っていた。もっと追い込みたい。渡欧に合わせここのイメージをもっと膨らませていきたいと思う。今回の渡欧に向けてのモチベーションはかなり高く、自分のレベルアップに対して良い遠征になるイメージができている。とにかく楽しみだ。今回のレースで怪我なく走れた事が本当によかったと感じている。
今回、雨レースで過酷な事からいくつかのこだわりを持ってレースに臨んだ。それは、チェーン。KMCの『X10 SL』を用い絶対的な信頼の下で走った。そして、オイルは今回EVERS『グリススプレー』という耐久性優先のオイルを使いレースに臨んだ。ともに相性が良くレースでは効果を感じながら走る事ができた。タイヤは日本の雨レースには欠かすことのできないMAXXIS『MEDUSA』を用い乗車率を可能な限り上げてくれた。さまざまなサポートが今日の走りにつながった。来週からはヨーロッパにいきます。引き続き応援よろしくお願いします。