先週に引き続きUCI1のレースに参戦してきた。場所はポルトガルの中部に位置する『Seia』という山岳に囲まれた街で行われた。約1か月前にもポルトガルに滞在していたので、ポルトガルに親しみがあり心身ともにリラックスした状態でレース当日を迎える事ができた。今回の目標はトレーニングの成果を試すと同時に、そのすべてをレースで実践する事を目標とした。結果は10位。UCIポイント10を獲得した。
スタートは2列目という好位置でレースが始まった。レース当日は快晴でスタートの砂埃は物凄かった。その中、転倒をさけながらシングルトラックまでの平坦路を進んでいった。シングルトラック内では混雑しているものの、流れているので問題なく前のポジションを獲得していった。トレーニングで行っているショートインターバルの成果で、細かなペース変化にもうまく対応できているのが感じられた。コースは砂が乾いてフカフカ状態になり、場所によっては深く溝ができている部分もあった。タイヤのグリップするギリギリのラインをLEFTYの動きと同調させて走っていった。細かなアップダウンが続く場所ではダンシングを混ぜながら減速を抑えて走った。トレーニングでやっている事を、そのままレースで実践できているのが感じられる。トレーニングでもレースと同じような環境、緊張感でやっているので『レースだから・・』がない。いつもの自分のまま走る事ができている。
そんな事を感じながら1周目を終了。順位は15位以内と情報があり、UCIポイント圏内である事も確認できて俄然やる気が出てきた。
2周目。先頭集団が見える。今回の先頭を走っているのはWCでも1ケタゴールする選手で世界のトップがここにいると思うと気持ちが自然と盛り上がった。
3周目。身体と心のバランスが整って、無駄な走りがなくなってきたのを感じた。
4周目5周目。ふくらはぎ、太ももが攣っているのがわかった。追い込めている証拠だ。
6周目ラストラップ。先行する気持ちに身体を合わせるように走った。ゴールまで気持ちを切らすことなく、走りきることができた。結果は10位。最大心拍数190拍(97%)平均心拍数177拍(90%)
ゴール後は気持ちが良かった。力を隠すことなくすべてをオープンできた時の感覚を味わうことができた。今の遠征は結果にこだわるよりも、自分のレベルアップのための遠征なので目的にあった走りができた事が良かった。そして、ヨーロッパでUCIポイントを獲得できるという事実を証明することができた。来週からのワールドカップ2戦は今の自分をフルにぶつけていくしかないと感じている。それが5月までの走り方である。
ただ、6月以降の1年間はレベルアップした身体を使って結果にこだわる戦いが待っている。それはオリンピックに直結するからだ。身体のコンディション、気持ちすべてをレースに合わせた環境作りに注力していく。これからも応援宜しくお願いします。
コメント (1)
今回は砂塵が凄そうなコースだったようなので、転倒とケガが心配でした。いい結果が出てこちらも嬉しくなりましたよ!この迫力あるレポートに見合う応援ができるように、私も頑張ります。世界最高峰の舞台でもっともっと大きな力を手にすることを期待します!
投稿者: NOBRAND | 2011年5月18日 00:54