箱館山レースレポート

2009年5月 7日


結果:8位
時間:2:05:58(19.0km/h)
コース:5300m×8Laps=42.4km

レポート:
 GW真っ只中の滋賀県箱館山のレースに参戦してきた。今回は新幹線を利用し遠征のストレスを最小限に抑えることができた。それを可能にしてくれるチームには感謝している。レース前日に会場入り、入念に3周の試走をする。例年とコースが逆周になり、ライダーの素質そのものが試される非常に素晴らしいコースに生まれ変わっていた。バイクのセッティング、タイヤの選択&空気圧を慎重にこなした。コースは凸凹としていて、砂利の浮いた砂利道、高速ダウンヒル、テクニカルなシングルトラックと非常にクロスカントリー的要素の高いコース設定となっていた。自分の中では「かなり良いコース」と評価したいと思う。そのコースを攻略するためにタイヤの圧はいつもより低めの1.8barに設定し、サスのセッティングも柔らかく設定した。コース上は砂が舞うようなサラサラ状態だったので、EVERS 「DRY」を多めに使い、レース後半の歯飛びを防いだ。とにかくバイクの性能をフルに使うことを意識した。体の状態は悪くもなく、めちゃくちゃ良くもなくという「普通」の状態だった。体のどの部分も痛むところがなかったので、走りに集中できる状態は整っていた。
 レース当日。レースの3時間前には会場入りし、他のレースを見ながら準備を進めていった。今回のレースでは周りに流されないように自分をコントロールし中盤での落ち込みを抑えること。冷静に今の自分を感じ、自分を知り、ノビノビと走る事を心がけた。
 レースは13時40分のスタート。一斉に皆が飛び出した。これから2時間のスタートだぁ!と落ち着いてスタートした。1周目は8位で戻ってきた。脳で感じる負荷と心拍の関係は良好だった。多少周りの状況によりペースの上げ下げはあるが、自分の設定内で前半をクリアすることができた。そして、大切な中盤を迎えた。「これからだ!」と気持ちは前向きで体がほぐれてきたのがわかった。体の使い方を意識し、補給の摂取をしっかりと実践していった。集中して後半戦に突入していった。ともに走る選手がいたことで集中力は倍増し、そこではいろんな発見があった。最終ラップはペースを上げていく事を意識した。ここでは予想外に後ろから選手が来てあっという間の1周となった。最後のスプリント勝負は結果の通りだが、自分の中では中盤のペースから明らかに上げていけた事が良かったと思う。
 レース後、データを見るとやはり中盤にペースが落ちていたことがわかった。ここは自分の感覚との不一致で、ここのトレーニング強化が必要だと感じた。他にも小さな改善点が見つかったので、そこを強化していきたい。前回のレースで感じていたあまり良くない歯車のかみ合わせは少し改善され、前向きな気持ちでレースを振り返る事ができているのがうれしい。次回富士見は万全な体制で臨みたいと思う。たくさんの応援ありがとうございました。そして、これからも応援よろしくお願いします。


photo by nagata


・使用機材
 バイク:SCALPEL Mサイズ
 サスペンション:LEFTY スピードカーボンFOX RLC 
 Rサスペンション:FOX FLOAT RP23
 チェーン:KMC X9SL
 チェーンオイル:EVERS  carbon chain spray「DRY」
 サングラス:adidas 「adilibria shield S a382」
 シューズ:DIADORA 「PRO TRAIL CARBON」
 タイヤ:MAXXIS  F&R 「MONORAIL」 前後1.8bar
ヘルメット:BELL 「VOLT」
 ブレーキ:MAGURA 「MARTA SL」
 ホイール:MAVIC CROSSMAX SLR
 ペダル:crankbrothers 「CANDY」
 サドル:フィジーク ANTARES
ハンドルバー:BBB FIBERTOP
シートポスト:BBB FIBERSCRAPER
グリップ:BBB FREEGRIP   
 無線:KENWOOD DEMITOSS20 UBZ-LK20(免許・資格不要モデル)
 ボディーメンテナンス:COMPEX  



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