すでに、雑誌等では発表されているキャノンデールのNEWコンセプトバイク「RIZE」に乗ってきました。
この「RIZE」というモデル。
オールマウンテンライディング、これ1台で「登って下れる」バイクというのがコンセプトです。
前後サスペンションのトラベル量は130mm。
トラベル量から、今まで存在するマウンテンバイクの中間点に位置するバイクです。
乗ってみて、「THE MOUNTAINBIKE」の名がふさわしい1台だと感じました。
そして、乗り込むと僕が今まで乗ってきたレーシーなバイクと違い、山の中のトレイルを楽しむためのバイクだと感じました。
「スピード」じゃなく「楽しさ」を与えてくれるバイクでした。
「これ1台でどこまでも・・・・」
こんな言葉が似合いそうなバイクで、様々なライディングを可能にしてくれました。
今回、乗った場所は川渡りあり、連続する根っこセクションありと、かなりハードな場所でしたが130mmというトラベル量が、ショックのすべてを吸収してくれ、僕は走りたいラインを進むことに集中する事ができました。
このモデルが発売されるまでに、様々なテストが繰り返された事もあり、ハードな乗り方をすればするだけ、バイクのしっかりとした感覚を感じることができました。
(この「RIZE」。今までのキャノンデール至上最高の剛性があるそうです)
リアサスペンションは、動きの初期・中期・後期でそれぞれ最高な動きができるようにコントロールされていて、登坂時などは驚くほどのトラクションコントロールをしてくれていました。
今まで乗っていたスカルペルに比べ、リアがフワフワした感覚はありますが、これは「スピード」よりも「楽しさ」を追い求めた結果だと感じました。
今回乗ったバイクは、フレームがアルミ製のものだったのですが、十分に軽量でバイクの扱いやすさはいつも乗るバイクと何ら変わりはありませんでした。
これが、カーボンのフレームになったら、「驚き」を感じることは容易に想像できました。
いつかは、乗ってみたいものです。
僕が思うに、この「RIZE」はレース向きでないことは確かな事です。
しかし、その分「楽しさ」という面では、今まで乗ったバイクの中で群を抜いて際立っていました。
1台しかマウンテンバイクを所持できないとしたら。
「RIZE」
しかありません。
フレームの仕上がりは、驚くほどにきれいで高級感があり、フレーム各所にこだわりを感じることができました。
キャノンデールのライダーで良かった。
こんな素晴らしいバイクに触れ合えたのだから・・・
以上、インプレを終わります。