レースレポート
山本和弘
大会名・・・2007年JCFMTB JシリーズIN石川県瀬女高原
日時・・・2007年10月14日
場所・・・白山瀬女高原スキー場
競技内容・・・マウンテンバイク クロスカントリー エリートクラス
天候・・・晴れ (コースコンディション ドライ)
チーム名・・・キャノンデール・ディアドラレーシングチーム
レースレポート・・・
今年最後のJシリーズ戦が終了した。やはり、最後というものは気持ちも盛り上がり、悔いのない走りがしたい!という気持ちがレース前から込み上げてきていた。
今回は、スタート前に大先輩である、アンカーの鈴木雷太選手とTREKの野口忍選手の「Jシリーズ卒業セレモニー」があり、いつもと違う雰囲気のレース前となった。たしかに、この2人の卒業には驚いたが、セレモニーでの彼らの一言一言に重みを感じたし、2人の偉大さを感じた。彼らと同じ事はできないが、僕にしかできない、僕らしいことでこれからのMTBを引っ張っていきたい強く感じた。
セレモニー終了後、スタートまで5分。先程のセレモニーの余韻残る会場で、集中力を高めていった。コースは、例年通りフラット基調で、途中3分弱程度の上りが1度ある、国内屈指の高速コースだった。1周6キロ、これを7周回で争われた。コース内は、昨年の雨レースの影響で荒れていたが、僕は何の問題も感じなかった。今回は、新作のMAXXIS「MONORAIL」を使用。今回のコース状況を考えれば、BESTチョイスなタイヤだったと思う。
前日のミーティングで、「1周15分計算が世界のタイムだ!」というものがあったので、もちろんこれを目標とし、トップで走ることにこだわり、最後まで全力で、そして1分先の事は考えず、その時その時を全力で走りぬける事を決めて、スタートラインに立った。純粋にスタートが楽しみだった。
そして、スタート。スタートで「パンッ」というピストル音とともに全力でいくはずが、不発の「カチッッ」というピストル音から、レースは始まった。完全に出遅れてしまった。でも、まだ修正できる範囲だったので、はじめの上りから、全開で上っていった。最初の登りのピークを6番でクリアした。事前の予定では、ここをトップで登りたかったが、うまくいかなかった。これは仕方がないと、その後の下りを落ち着いて下る。それからは、ほぼ平坦なので、できるだけ重めのギアをグイグイ踏むイメージで、回した。本当にグイグイ・・・グイグイ。。皆トップスピードに上がっているため、そこで前に出ることができなかった。それでも、「スキあらば前に!」と思いながら、走り続けた。順位は5位。コースも半分が終わり、4Xのコース脇の1分弱の登りで、ラインが空いたので、一気に加速をし3位に浮上。1周目が終了。トップとは差がなかった。2周目、先程のダッシュが足に効いて、コース中1番長い登りで、後退。これが良くなかった。でも、仕方がないので、ガマンガマン。トップともジリジリ離れ、まだまだガマンが続く。しかし、息の上がった下りは判断力が鈍り、単純なミスをしてしまい、単独5位の展開に。それでも、前は見えるし、届きそうなところにいるから、ガマンガマン。トップとは、30秒ぐらいの差で、2周目を終了。状況は、1位単独2位単独。3位・4位がパックで、少しあいて僕という展開。パックで走ることでの優位性を知っているので、どうしても追いつきたかった。前だけを見てガマンガマン。その後、3周目4周目5周目と、トップから30秒づつ遅れ、ジリジリと離されていく。自分では、全開なのに・・ 集中力は切れていない、逆に周回を重ねるごとに集中力は増していった。5周目の下りで、大きく転倒し、ここでは大きく離されてしまった。ここでは、1位単独で逃げが決まり、2位3位4位はパックの状態。6周目に、その中から1人がメカトラブルで、ストップしていたので、自動的に4位に浮上。4位は全然うれしくないし、中途半端だし、嫌なので、全開でペダルを回し続けた。ガマンガマン。。。。。。
7周目、ラストラップ。守りの走りは何の意味もないし、前だけを意識して走った。「ゴールラインをくぐるまで、全開。それまでは力をゆるめるな!」と自分に言い聞かせ、走った。そして、ゴール。4位。
ゴール後、実の弟の幸平が優勝して、待っていてくれた。「お兄ちゃんより先に優勝しちゃった!」。これが、印象的だった。
今日、僕は全力で走った。力を緩めなかった。最後の最後まで全開だった。ギアだって、今までより2枚は重く回した。でも、弟は、さらにギア2枚上だった。
もっともっと、上を目指して走りたい!それが今の気持ち。全力出して、今はこの位置。
結果は悔しいが、次につなげなければ意味がない。
これからも、精一杯がんばっていきます。
今年1年間、本当にありがとうございました。
これからも、山本和弘に応援よろしくお願い致します。
使用機材 マシン・・・キャノンデール 08タウリン(Mサイズ)
ブレーキ・・・MAGURA マルタSL
ホイール・・・MAVIC CROSSMAX SLR
タイヤ・・・MAXXIS MONORAIL USTチューブレス(26×2.1)
シューズ・・・DIADORA TEAMRACER MTB CARBON
サングラス・・・adidas (supernova)
ヘルメット・・・BELL スイープR
ペダル・・・crankbrothers (egg beater 2ti)
バーエンド・・・BBB
チェーンオイル・・・EVERS PRO “DRY”(carbon chain spray)
マシンケアキット・・・PEDRO’S
レース結果・・・4位
1位山本幸平選手(チームブリヂストン・アンカー)
2位辻浦選手(チームブリヂストン・アンカー)
3位小野寺選手(SUBARUGARYFISHER)
4位山本和弘(キャノンデール・ディアドラレーシングチーム)
コメント (2)
最終戦、瀬女、お疲れ様でした。
とても素晴らしい走りだったと
見ていて感激しました。
途中で、自転車ががけ?下に落ちてしまったときは
はらはらしましたが・・・
そこからも、走り続ける姿には
感動して涙でました。
ゴールシーンもです!
これからも、応援しますので
来季もがんばってくださいね♪
最近、多摩川土手を走り始めました。
まだまだ、自転車初心者ですが・・
もし、すれ違ったときはお声かけても
いいですか?
たぶん、あっと気づいたときには
もう走り去ったあとかもしれませんが・・・
投稿者: u-ko | 2007年10月17日 13:03
u-koさんへ。
あ??????、崖の所にいたんですか?。。。
あの時は、僕も焦りました・・・・
だって、自転車が下にお・ち・て・・・・・・。
でも、なんのトラブルもなかったので、全力で走りました!
応援ありがとうございました。
僕も、多摩川で練習しているので、声かけてください!(たぶんちっちゃい自転車に乗っていると思います。)
見かけたら、早めに「KAZU?????!!!!!!!」ってね♪
これからも、よろしくです。
投稿者: kazu | 2007年10月23日 23:33