体は覚えている。

2007年9月21日


人間の体は不思議なもので、一度習得したものは、自然と体が覚えている仕組みがある。

一度自転車に乗れるようになれば、たとえ数年乗っていなくても、少しすればすぐに乗れるようになる。

それは、一輪車、自転車の手放し走行など、どれも同じで体がインプットしてくれる。

これはどんなスポーツでも当てはまるのではないかと思う。

そんな感覚を、スポーツではないが、実感する場面があった。

それは、先日北海道に少しだけ帰省したときの事である。

僕は、4歳の時から約8年間バイオリンをやっていた。

親から聞けば、物心つく前から、バイオリンがやりたい!やりたい!言っていたらしい。

そんなバイオリンを、先日引っ張り出してきて、少しだけ弾く時間があった。

不思議なもので、数年ぶりにバイオリンに触ったのだが、あまり違和感を感じなかったのである。

それは、僕自身驚きだった。

実際に弾いてみると、弾き始めは、的を外したような音がしていたが、みるみる昔の感覚が戻ってくるではないか。

指が勝手に動いたのだ。

驚いた。

ギターと違い、バイオリンにはコードがない。

その分、音程を決めるすべてが感覚なのだ。

その感覚が、ものの数分で戻ったのである。

体は覚えていた。

なにか、喜びを感じた。

いつか、表彰式でバイオリンを弾きながらお立ち台に立ちたい♪

※なぜ少し高いところで弾いているかは聞かないでください。


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